修繕工事も承っております
藤永製作所株式会社では遊具の製造だけではなく修繕工事も対応可能です。
製造する会社だから修繕もバッチリです。
遊具にはやっぱり安全っていうのが必要ですね。
以前製作設置させていただきましたスチール製コンビネーション遊具の修繕工事に行って来ました。
平成7年くらいの製作遊具です、20年以上経っている物ですが、状態は悪くありません。
でも、現在の安全基準に合わず点検時に指摘を受けていたので今回、修繕となりました。
指摘箇所がいくつかあるからとは言え全体を入れ替えるのは高額になるので大変だと思います。
ほとんどの場合、部分的な修繕工事で安全な状態になります。
階段の取り換え
製作当時と今の安全基準とではだいぶ違っています。
数年前に全体の高さを下げているので高さを確認して新たに階段を製作します。
工場で製作して塗装まで済ませます。
下塗りとして錆止めを2度塗りして仕上げ塗りも2度塗りして完成です。
安全基準 隙間対策
隙間も基準にあります。
登り降りの際に衣類や荷物、首や頭などが引っかかってしまわないように修繕します。
当時は問題のなかったリング周りです。
チェーンネットからの入り口になるので出入り可能で基準をクリアする状態に
反対側にある登り棒と同じ入り口にしました。
安全基準はクリアしても楽しく遊べるように見守る必要はありますね。
ハシゴの隙間修繕
ハシゴで登る所があります。
横棒同士の間隔がちょっと狭かったのでこちらも修繕です。
隙間が少し狭く基準に合わないので横棒と雲梯のステップを直します。
全ての横棒を切断して基準に合う間隔で新たにとりつけます。
当初リングを撤去してタテに1本入れる方法を考えていました。
その時に思いました、空間認知がシッカリできていない年齢こ子供たちが階段から上がってきてそのまま進んで落ちはしないか、滑り台の順番待ちの時に落ちたりはしないか。
先生に相談してここは柵に変更としました。撤去した所は引っかかりのないように平らに削ります。
少ししたら全体塗装をやるので今回は部分的な塗装補修です。
この時点でちゃんと塗装して金額が上がるのは無駄に思えるので塗装はその時に。
柵へと変更
ハシゴを上がるとリングがありました。
当初リングを撤去してタテに1本入れる方法を考えていましたが、思いました、空間認知がシッカリできていない年齢こ子供たちが階段から上がってきてそのまま進んで落ちはしないか、滑り台の順番待ちの時に落ちたりはしないか。
先生に相談してここは柵に変更としました。
柵と同じ径で縦に2本入れても基準はクリア出来るけど落下の危険が気になります。
なのでリングは柵へと変更しました。
落下の危険がある修繕では意味がないですからね。
そして最後は・・・
ロープネットの張り替え
ネットも隙間が問題です。
そして20年以上経っているのでロープ自体が硬くなっています、そして黒く汚れています。
劣化もあって危険なので張り替えました。
製作当時はクレモナロープの16mmでネットを編みました。
しかも当時は自社で編んでいたのです。
今回の新しいネットは素材も違います。
アスレチック等に使われているテトロンロープを使いました、サイズは同じく16mmですが、100mm目というマス目です。
5色から選べます。
今回は赤を選択、キレイに張れました。
キレイにピンと張れてその張りが長続きします。
その秘密は・・・
フレームの下に付いているのがラッキングバー
このバーにロープを通し、グイッと引っ張るから張りが良く長続きします。
単に巻き付けただけだとズレが出てきたり伸びが出て見た目が気になるので、ラッキングバーを付けています
修繕工事完了
今回の修繕工事は階段入れ替え、ハシゴの修繕、リングの修繕、ロープネットの張り替えでした。
初めのお話しでは全体塗装も頼まれたのですが、今すぐにでなくても良いのでは?と提案しました。
この季節は作業時間が短くなるし結露や塗装の乾燥にも時間がかかると考えました。
塗料の匂いもあるのでどこかの連休で施工させていただく事になるかもしれません。
撤去品
階段やリング、横棒など撤去した物です。
長い物は短く切って処分します。
金属部分同様にネットも処分、場合によってはプラスチックの物を引き取る事もあります。
適切に処分して修繕工事完了です。
気になる遊具などありましたらご相談ください。
多少遠方でも色々な状況によっては安く済むかもしれません。
まずはお気軽にご相談を。