食品加工工場で使っているステンレス製ホッパーの修理をいただきました。
過去にも何度か修理した物です・・・
どうしても破損してしまいます・・・
ステンレス製ホッパー破損
穴あきです・・・
ちょうど曲がり角辺りに穴があいています。
![ステンレス製ホッパーの破損個所、穴が空いています](https://laboratorio-fujinaga.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1726.jpg)
溶接で穴埋め
1mmのステンレス板、溶接できる範囲の厚さですが状態が良くないので気をつかいます。
それでも何とか溶接で穴埋めできました。
![破損個所と板の割れ](https://laboratorio-fujinaga.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1733.jpg)
出来ましたが、その隣に板の割れを発見
なのでここも溶接修理です。
研磨
溶接後は平らにします。
まっ平にはなり切れないのですがなるべく平らに。
この部品、粉体が落ちてくる部品なんです。
斜面を粉体が滑り落ちてきて下の層に集められるようなイメージです。
なのでボコボコのままだと粉体がひっかかってそこに溜まってしまい何かと不具合がおきてしまいます。
なのでなるべく平らに。
![溶接個所の研磨下処理](https://laboratorio-fujinaga.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1735.jpg)
こんな感じで下処理、粗目の砥石で削ります。
この段階であまり細かい目の砥石は使わず、粗目の物で作業します。
次にペーパーの少し細かめで研磨
![破損個所と板の割れ修理後の研磨状況](https://laboratorio-fujinaga.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1739.jpg)
凹凸がないように平らにして研磨します。
画像は研磨の途中、その過程です。
このあとさらに細かい研磨材を使い仕上げます。
が、画像がない・・・
全体の溶接画像も撮り忘れ、研磨終了も撮り忘れ・・・
毎日分解清掃
食品加工機、毎日分解清掃しているそうです。
衛生的にも機械の状態を把握するにも必要だと思います。
![](https://laboratorio-fujinaga.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_1725.jpg)
でも、叩いちゃダメかな・・・
このホッパー、四隅にこのような叩いた痕跡があります、けっこうな叩きっぷりだと思っています。
薄いステンレス板、叩かないでね。
食品機械に限らず薄い板を溶接で組み立ててある物って思っている以上にデリケートなんです。
落としたら割れるし、破損したり。
最悪だとバラバラになったりも。
ま、バラバラになるような事は滅多にないとしても、破損します。
ステンレス製品の取り扱いは丁寧にお願いしたいです。
ご相談ください
藤永製作所ではこのような食品加工機械の修理も可能です。
食品加工機械の板割れに限らず、メッシュの破損も修理可能です。
洗浄機のメッシュカゴや運搬用のメッシュカゴ、他には動物病院等のケージのメッシュ扉等も修理しています。
直るかな? 直したいなぁ・・・そんな時はご相談ください。
お気軽にどうぞ。