ステンレス製手摺りの製作

ステンレス製手摺り

またしても久し振りの更新となってしまいました・・・。

4月に製作したステンレス製手摺りの紹介です。

既設品は鉄製で錆びや腐食が出てきているのでステンレス製に入れ替えです。

材料入荷 

ステンレス角パイプ25×25、16×16

今回製作する手摺りは同じ形状が5枚です。
ステンレスの角パイプを使用します。

枠材は25×25 格子材は16×16 のヘアライン材を使用しました。

材料切断

ステンレス角パイプを45°で切断します。
定尺で効率よく切らないと無駄が出てしまいます。

何種類かの切断寸法を組み合わせて切断

ステンレス製手摺り製作材料切断、45°で切断

加工ハイプなので反対側を切るのも比較的楽
丸パイプだと捻じれないように気をつかいます。

仮付け

材料切断が終ったらバリ取りを済ませます。
そしたら仮付けで組み立てに入ります。         

ステンレス製手摺り製作、90°で仮付けして確認したら溶接

こんな感じで仮付けをします。
出隅入隅に2か所ずつ、平面も裏表で2か所ずつ

溶接

仮付けしたら一応角度を確認
問題なければ溶接に入ります。

ステンレス製手摺り製作、90°溶接

溶接は全周で。
内側を溶接してない手摺りとかよく見かけます。
歪みを気にしてなのか、理由はよく分からないのですが、私は全周溶接しています。

なるべく細目の溶接をするようにしています。
その方が歪も少ないしこの後の仕上げが楽になります。

ステンレス製手摺り製作溶接

溶接が終ったら次は仕上げ

ヘアライン仕上げ

ヘアライン材なのでヘアライン仕上げ
通称トメ仕上げをしておきます。

ヘアライン、トメ仕上げ
ステンレス製手摺り製作、トメ仕上げ


この後に組み立てて格子を入れる工程があるのですが、形になってからだと仕上げがやりにくいので
この段階で仕上げをしておきます。

組み立て

部材の加工が済んだら組み立てて形にしていきます。

ステンレス製手摺り製作、組み立て

この溶接個所も仕上げします。
格子を入れた後での仕上げです。

ステンレス製手摺り製作完了

途中の画像がありません、撮り忘れです・・・

格子を入れて溶接、最後に焼け取りをします。

ステンレス製手摺り

既設品との入れ替えですが、取付け部分の穴位置等が違うと大問題なので取付け用プレートは現地で溶接します。

既設品と入れ替え後の写真を入れたいところではありますが、制限が厳しい施設内なので写真掲載不可です。

ご相談ください

藤永製作所では鉄からステンレス製への入れ替えも承っております。
錆や腐食で困っている手摺りや柵、その他金物をステンレス製に入れ替えてみませんか。

藤永製作所では、その入れ替え、応援しています。