正式名称の分からない製作物をいただきました。
恐らくチェーンやワイヤーなどで留めるための物ではないかと思います。
図面の製品名からの推測ですが。
使用材料
パイプを溶接するブラケット部分です。
丸い部分にパイプ、斜めに切れてる方には取付け用の板がつきます
今回使用するパイプ、ステンレスヘアラインパイプΦ48.6
5本製作なのでパイプは5本切断しました。
製作
この板は組み立て前に研磨しておきます。
最後にもまた研磨するのですが、その時は体勢が悪く作業性が悪いので先の研磨して深い傷などを消しておきます
組み立て
こんな感じで仮付けして組み立てます。
丸い部分の幅が均一でないと意外と目立つので気をつかいます。
溶接
溶接します。
画像だと片方しか写っていませんが、パイプの両端に同じ物がつきます。
両側溶接5本完了です。
仕上げ研磨
パイプを溶接したこの板、反対面に歪ができてしまいます。
パイプの形状、丸い形にプックリとしたふくらみが、その歪み、さらに折れ曲がりも発生します。
曲がりを修正した後は研磨、平らに仕上げます
ちょっとした膨らみと折れたような状態が分かるでしょうか。
この部分を平らに削って研磨します。
体勢が良くないのでやっぱりやりにくい作業です。
それでも初めに研磨しておいたので大きな傷、深い傷はありません。
同時に板の外周、厚み部分もヘアライン仕上げしておきました。
あとからだとやっぱり大変あ部分なので。
平らに研磨した後はヘアライン仕上げです。
ここまで同様、機械ではなく、全て手作業です。
へライン仕上げ完了です。
ベース板溶接
ここで最後の部材、取付用の板を溶接します。
焼け取り作業
ベース板を取付けたら焼け取り作業です。
しかし画像がありません・・・撮り忘れました・・・
いつものようで電解研磨です。
養生テープ貼り
焼け取り作業が終わったら最後の作業です、しれが養生テープ貼りです。
これがなかなか難しい作業だったりします。
グルっと全体を巻けば良いわけではなく、現場での取付けの時に邪魔にならないように、手間が増えないように貼ります。
下の部分もテープ貼ると取付けの時に剥がす手間が増えるのでここは貼りません。
さらに3センチくらいは仕上げ材の下に入るのでその位置くらいまではありません。
養生テープ貼るにも他との連携を考えて貼っています。
ご相談ください。
藤永製作所株式会社ではこのような物の製作も可能です。
手摺りや、何かの部品など製作を承っております。
こんの作れるかなぁって思いましたらご相談ください。
お気軽にどうぞ。