看板の切文字加工の依頼をいただきました。
切文字
そのままです、切った文字です。
看板や案内板として使われることが多いです。
壁面から浮き出ているのでちょっと不思議な感じもあったりします。
入れ方次第で照明と合わせても良い感じ
取付け用の加工
壁面から離れています、数センチとか10センチくらいだったりとデザインによってまちまちですが、共通しているのが壁から離れているって事です。
どうやって離れての?って言いますと細い棒や長いボルトを軸に使って壁から離しています。
壁側にはそれら軸を埋め込む事で固定されます。
軸受けの溶接
今回は細いボルトを製作して取付けます。
なので切文字の裏側にボルトを受けるためのナットを取付ける必要があります。
ナットではなく丸ボスと呼ばれる物を使います。
それを切文字に溶接します。
寄り過ぎですが、これが丸ボスです。
溶接
切文字の裏に丸ボスの取付位置を決めます。
渡された図には取り付け位置が数字で示されていないので、位置だしから始めます。
文字の大きさは書かれているのでその数字と図を実測した数字から縮尺を割り出して、数方向からの数字をだして位置を決めます。
こんな感じで四方向をチョンチョンと溶接します。
溶接後、表面の仕上げはしないとの事でしたので、極力歪がでないように溶接しました。
表側が気になるところです。
ステンレス切文字表面
どうでしょう
下の方、横の取り合いの辺りに薄っすらと溶接焼けの茶色い感じがありますが、歪自体は気にならないかと思います。
撮影もよかったのでしょう。
こちらも薄っすらと茶色く溶接焼けが出ているような感じです。
仕上げ
表面の仕上げはやらないけど、焼け取りはやりたいので、電解処理しました。
その部分だけだとその部分だけ違って見える事があるので文字全体を処理、汚れ落とし的な意味合いです。
この後、養生テープ貼って納品です。
お問い合わせください
藤永製作所ではこのような切文字の加工も可能です。