ステンレス製遊具、今回はうんていの製作依頼をいただきました。
いつも製作している物とは形状が違います。
販売店さんからの希望の形状での製作ですが、販売店というより園の希望なのかもしれませんね。
ステンレスパイプ曲げ加工品
いつもはΦ48.6のパイプを使う事が多いのですが、今回はΦ60.5を使います。
厚さは3.0㎜ いつもの曲げ屋さんでは曲げられないとの事でしたので、別の曲げ屋さんに発注しました。
キレイに曲がっています。
でも油が多いです・・・
パイプが潰れないように芯金を入れて曲げます。
芯金が抜けるように油を使いますが、今回の油が濃いめ硬め多め・・・ 家系のようです。
他の製作があったので暫くこのままで置き油を抜きます。
その後はパーツクリーナーをシューシュー吹いてキレイにします。
ステンレス製雲梯、柱繋ぎ
いつもの雲梯と違う形状、寸法も違います。
据え置きではなく基礎固定式、そうなるとパイプの定尺では長さが足りません。
足りない分は繋ぎます。
そのままドンと当てて繋ぐと研摩した時にシワが出たり強度的にも不安があります。
なので今回はこんな繋ぎ方をしました。
溶接後はバフ研摩の下処理をします。
そして組み立てです。
組み立て
高さがあって柱の形状がいつもと違うので立てた状態での組み立てができません。
今回は横に寝かせた状態で組み立てしました。
薄いベニヤ板を挟んで余計なキズが付かないように組み立てます。
溶接
組み立てが終ったら溶接です。
横に寝かせた状態の溶接なので半面の溶接が終ったら反転させてもう半面を溶接します。
バフ研摩
溶接が終ったら焼け取りです。
電解処理して焼け取りした後はバフで研磨します。
柱の繋ぎ個所もキレイに仕上がりました。
繋いだ所がほとんど分からないと思います。
藤永製作所、実は研磨も好きなんです。
パイプを曲げたところも研摩します。
曲げたところは素材が伸びて白っぽくなります、それに金型の擦り傷もついています。
そのままってわけにはいかないので研摩します。
バフかけたところだけ光り過ぎると気になるので全体的に同じような光り具合、研磨具合にしています。
出荷です
製作が終って出荷です。
今回納品先は茨城県内です。
何度か納品、設置に行っていますが、今回は販売店さんが引き取りに来ました。
高さがあって幅が狭く柱の開きもあるので上下逆さにして積み込みです。
無事納品できてよかったぁ
ご相談ください
藤永製作所では園の希望にあった遊具の製作も可能です。
遊具に限らず門扉や手摺りなどの金物製作も、園の希望に合うように製作いたします。
製造会社に発注なので安心価格です。
何かとご相談ください。