何がどうなってこうなったのかよく分からないのですが・・・
都内にある某施設内の手摺りの修繕工事をいただきました。
施工前と完了の写真はありません。
撮ってはあるのですが、SNS等に掲載しても良いのか聞いていないので伏せておきます。
勝手に載せて問題あるのはね・・・
撤去品 腐食した手摺
けっこうな錆っぷりです。
腐食がかなり進んでいます。
腐食でボロボロになって完全に切断された状態になっていました。
これ、階段手摺なんです。
こうなるともう危険しかないですね。
錆に安心なステンレスで製作
近くに水場のある所にある遊具の手摺りです。
湿度も高めの所です、そうなると鉄製品だと問題が起きてきます。
錆びに強いステンレスで製作となりました。
現状と同じ形で同じ穴位置でないと収まらないという製作物でした。
現地採寸
先ずは現地に行きお客様の希望を伺う事から始まります。
希望は、ステンレス製で。
それのみでした。
なのでステンレスで製作
階段ササラ板取付け部
元の物はパイプに穴をあけてササラとボルト留めでした。
藤永製作所製はひと手間かけます。
この取付け部材のボルト位置に貫通穴をあけてパイプを通してボルト締めします。
写真は溶接後の状況です、このあと研磨して仕上げて組み立て作業に入ります。
パイプを入れずそのまま締めてもガッチリしまらないものです、意外と。
それは締め付けでパイプが潰れちゃうかって事なのかと思います。
締めれば締めるほどに潰れるパイプ
さらに、水の近くだし屋外だし、丸パイプにそのままボルト入れると隙間ができます。
その隙間から水が入って取付け部材の下に水が溜ります。
それは衛生的によくないかなって思いもあります。
階段手摺 格子
手摺りの製作でちょっと考える事があります。
溶接個所
全周溶接するか、部分的に溶接するか。
部分的に溶接しても取れる事はありません。
日常的に人が通らなかったり使わない所ならそれもいいのかもしれません。
でも基本は全周かと。
遊具などを製作しているので溶接していない部分に何か挟まって指を切っちゃうとかって問題は避けたいし。
基本的に全周溶接でガッチリ安心です。
この形状の階段手摺が4枚
この手摺りと柱を繋ぐ小さな手摺が4、ちょっと高さのある踊り場手摺1
製作完了しました。
現地施工
今回の現場施工は外注さんと二人、泊りで行って来ました。
一人でも不可能ではないけど時間がかかるし危険もあります。
一人が何か作業してる間にもうひとりは他の作業や段取りができるので作業の流れが良いです。
知恵の出しっこもできます。これは大きなことです。
お問い合わせください
藤永製作所ではこのような修繕仕事も承っております。
ちょっとコレ気になるなぁ・・・
コレ何となならないかなぁ・・・
などの困りごともご相談ください。 お気軽にどうぞ。