こんな事もやります。
つい先日、ご近所さんから修理の依頼をいただきました。
自宅の入り口に設置されている伸縮門扉、キャスターがダメだから何とかならない?って。
その方がホームセンターでキャスター買って来て付けたらしいけど、ダメだったそうです。
写真撮らなかったけど、ねじ込みボルトが入らなかったから結束バンドで締めてあったようです。
でも付かないよね・・・
意外と気付かない事がある
なぜ付かないのか、ねじ込みボルトが入らないのか。
パッと見、分かる人には分かるくらいの気付きにくい事があるんです。
それはネジ山の違い
ネジ山の間隔が違うんです。
一般的に売られているボルトのピッチとその門扉のキャスターのピッチとが違う、だから入らないんだね。
門扉に使われているキャスターの1.25のねじ込みキャスターも存在します。
全部ゴッソリ交換しちゃうのも良いけど・・・
本体は、良い
車輪自体は摩耗して小さくなってるけど本体はまだいい感じ、シッカリしていました。
一番先端のキャスター、可動範囲が一番広いから摩耗状態も一番悪いけどやっぱり本体は大丈夫
ここが問題のキャスターがなくなっている部分
さて、修理開始
キャスター本体はまた大丈夫、って事で先ずは車輪のみ交換
この3つとも同じサイズの車輪だったんです、元は。
長い事使っていて擦り減って擦り減ってこんなじょうたいに・・・
一番大きな径の物は柱に近い所の車輪です。
摩耗が少ないとはいえ、やっぱり小さくなっています。
ちなみに伸縮門扉のキャスターってそれ用で買うと驚きの価格だったんです。
それもあって車輪のみの交換で対応しました。
クルクル回ります
やっぱり本体は問題なし、クルクル回ります。
車輪のみ交換のもう一つの理由として、簡単って事もあります。
本体ごと交換するとキャスターそれぞれの高さを調整する必要が出てきます。
調整しないと閉まった時のキャッチの高さが合わずにカシャンって閉まらなくなっちゃいます。
高さは合ってるからそのまま使えます。
キャスターが無くなっていても大丈夫
無くなっていたキャスターはこんな感じで取り付けました。
ねじ込みボルトのピッチが違うのでネジ山加工して一般的な物を取付けました。
高さを合わせるために座金を挟んで締め付け固定
さらに上からナットでも締め付け固定
これなら大丈夫でしょう。
キレイにしよう!
キャスターがキレイになったから伸縮門扉自体もキレイにしよう!
って事で高圧洗浄機でブシューー
こういった物って意外とメンテナンスしないんですよね・・・
各所のボルト類の緩みの確とか、簡単な事だと掃除ね。
苔とか砂や土が着いてて動きが悪くなるって事があります、動きが悪いまま無理して使っていてダメにしちゃうって事もあります。
小さな事だけど、意外と大事だと思います。
門扉ごと交換なんてなったら高額な出費になっちゃいますから。
取付け完了
強風で倒れちゃって・・・・って話を聞いていたけど、その問題点もさっき出たメンテの問題でした。
取付け用のビスが4本が抜け落ちていたようです。
柱の裏側にある5mmのボルトがない状態でした。
ナットやワッシャーが転がっていたんだなぁ・・・
時々気にして見てね。って伝えて作業完了!