溶接一体式のステンレス遊具が安心な理由は?

ステンレス遊具 安全

保育園や幼稚園、こども園、公園にもある遊具、子供の頃を思い出すとやっぱり遊具で遊んだ思いではたくさんあります。

私が子供の頃の遊具ってけっこうスリリングな物が多かったんです。
今では危険だったことで撤去されたり、敬遠されるような物が楽しかったな。

遊具業界の悩み、ケガ対策。

ここ数年は遊具でのケガが問題になってきていて、安全基準が出来て色んな事が規制されて、安全を確保しようと、ケガをなくそうとしています。
遊具業界での最大の問題であり最大のキモでもあると思う。それがケガ対策。

転んだりとかのケガは、変な言い方になるけど、ある程度はあって良いと思います。転んでその時、その次にどうするか子供の進歩であり成長だと言えるのかも。

しなくていいケガはさせたいくない。

でも、しなくてもいいケガっていうのかな、つまらないケガって言うのかな、そういった事は対策したいと思っています。

例えば、前にも問題になった遊具の転倒。
回転系の遊具で柱が倒れて問題になったんよね・・・

原因は腐食
錆って凄いんです、ホントに。

ステンレス遊具は錆びない

柱の足元、外観では問題なくても中から錆が起きる事もあります。
それ以外にも金具の隙間に砂やゴミがたまって湿ったような状態が続くとやっぱり錆びてしまいます。

金具の隙間からパイプの中に水分が入る事で錆びる事もあります。

そうった錆で原因のケガってつまらないケガって思うんです、しなくても良いようなケガだしね。

ステンレス製遊具は「サビ」に強い。

そう考えるとやっぱりステンレス製が良いかなって思います。
そして溶接一体式が良い。

溶接一体型のステンレス遊具
溶接一体型のつなぎ目

錆に強いステンレス遊具だけど各部材を金具やボルトで連結してると・・・
そーそー、実は前出の安全基準にボルトの出っ張り等も規定があるんです。
でも、ボルトや金具は無ければ無い方が良いって考えています。

見た目のスッキリ感もあるけど、揺れも抑えられます。
ボルトや金具類の出っ張りをいくら小さく少なくしても触ると引っかかるし。

ステンレス製ジャングルジムの場合。

柱と横棒の連結を金具とボルトという物が多くあります。
最近はステンレス製で金具連結って物があります、あの金具、カッコいいね。
でも、引っかかりとか出っ張りではあると思います。
溶接一体ならもっとスッキリとして揺れや強度もあると考え、藤永製作所では溶接一体式です。

小型スマートジャングルジム444 まるで光るお城のよう
溶接一体型のジャングルジム(ステンレス製スマートジャングル444)

ステンレス製滑り台の場合

階段と踊り場を溶接一体にしています。
ここを分割にしている物が多いかと思います。
公園や保育園などのすべり台のその部分、踊り場と階段の連結部分、ここがキレイな状態の物ってほとんどなかったんです

実は以前、公園や保育園などの遊具の点検や修理をやっていたことがあります。

あの連結部分って砂がたまりやすいんです、砂埃みたいな細かい物がたまって、たまって・・・膨らんできちゃうんです。
そうなると水切れが悪くなって錆の原因になります。

そこの連結ボルトって錆びて細くなってるってケースが意外と多いんです。
そうなると折れちゃうね・・・

だから溶接一体で。
滑走部も溶接一体です。

いくつかの材料を組み合わせて構成されている滑走部があります。
やっぱり小さな隙間が問題だし、ボルト類からの錆に起因してやがては腐食してしまいます。
ギザギザボコボコした腐食の所ってこの上なく危険なんです。

溶接一体型のステンレス製滑り台

メンテナンスをしっかりすることが安全の第一歩。

他にも様々な遊具に金具類、ボルト類が使われています。
それらが全て悪いとは思えません。
日頃の管理とかメンテナンス、使用時の注意などちゃんとしていればそれはそれで良いと思います。

頭の丸い形状のボルトに交換する、あるいは六角ボルトの頭を3mm以下に切る、キャップをする、埋め込みにする、等の対策が必要になってきますが、なかなか難しい事です。
それらの問題を減らし、園や先生方の負担、小さな負担を少しでも軽減できるかもしれないステンレス遊具溶接一体式、私は良いと考えます。